2014年09月25日
第29回 スピニングリールは右ハンドル?左ハンドル?
さて、前回でベイトリールについて説明しましたが、今回はスピニングリールについてです。
ベイトリール、スピニングリールの特徴について今更詳しく説明する必要はありませんが、
右ハンドルが良いのか左ハンドルが良いのか、良く分かっていない方も多いと思います。
まずは基本中の基本であるグリップから。
スピニング・タックルのグリップは、絶対に
2フィンガーグリップ
です。
スピニング・タックルの場合、原則的には一度グリップした右手を離すことはありません。
2フィンガーグリップをすることで、グリップしたままでもベールを返してラインを取ることが
できます。それが故に、手返しが早くなるのです。
また、人差し指をスプールに添えてラインの出をコントロールするフェザーリングが可能に
なります。
キングJIMこと、村田基氏の話の受け売りですが、間違ったグリップの説明をします。
・竿尻近くをつかむ
通称、芸能人持ち。芸能人が釣り番組でしばしばしているグリップ。コレは論外
・1フィンガーグリップ
通称、ギャル持ち。左手で竿を持ち、右手を一旦離し、右の人差し指でラインを取ったあと、
右手でグリップ。
これではフェザーリングができないし、手返しも悪くなる
・3フィンガーグリップ
ベールを返し、ラインを取るときにラインローラーにラインが引っかかって痛んでしまうので
厳禁。もちろんフェザーリングはできません
このグリップを勘違いしてるアングラーが意外と多いですね。
最近見た、N●Kの釣り番組で、教える側が1フィンガーグリップ、教えられる芸能人が見事に
芸能人持ち。某BSのが●か△提供の釣り番組で、フィールドテスターが3フィンガーグリップ、
釣りガールがギャル持ちしていましたね
さて、スピニングリールが右ハンドルか左ハンドルかについては、キャスティングの行程を
考えれば、どちらが良いのかハッキリ分かると思います。
右の人差し指でラインを取ってベールを返す
↓
ロッドを振ってラインを離すことでルアーを飛ばす
↓
フェザーリングしてラインの放出量を調節し、キャストコントロールする
↓
ベールを戻してリーリングする
(ミッチェルのようにインスプールの場合はリーリングすることでベールを戻す)
右利きのアングラーの場合、この行程をこなすとすれば、細かい動きは右手でする
必要があるため、どうしてもロッドを持つのは右手ということになります。
また、トラウト相手のスプーニングの場合、スプーンが着水したときからカウントダウンする
ことで攻める層を決めるので、表層を狙う場合、フェザーリングした直後にリーリングを開始
しなければなりません。
そうなると、必然的に左ハンドルでないと難しい
ということで、スピニングリールは
左ハンドル
となるのです。
もちろん、例外はあります。
ソルトのジギングのような場合、必ずしもキャスティングが必要じゃないし、リーリングを
テンポ良くしなくてはならないときは右ハンドルの方が有利なんでしょうね。
では、何故これほどまでベイト・タックルとスピニング・タックルで違いが生まれたのでしょうか?
それはそれぞれが生まれた土壌の違いから来たものです。
ベイトリールが米国生まれなのに対し、スピニングリールは欧州生まれ。
特にスピニングリールは対象魚がトラウトだったこともあり、軽量ルアーがストレス無く
手返し早くキャスト出来ることが前提に生まれてきたので、左ハンドルが基本なんです。
量産型のスピニングリールの草分けは、ミッチェルの前身のCAPと言われていますね。
小生もミッチェル408を数台所有していますが、開発者の熱意が伝わってくる名機だと
思います。
なぜ、ミッチェルのベールがあれほど大きく返る必要があったのかというと、フェザーリングの
しやすさを第一に考えた結果なのでしょう。
ミッチェルが生まれた50年も前から、基本的な考え方は変わっていないということですね。
スピニング・タックルでのキャスティング練習法ですが、以下の方法をてください。
もう一度、スピニング・タックルのキャスティングの流れを確認してみましょう。
①ラインを右の人差し指で取って、ベールを返す。
↓
②ロッドのしなりを利用してキャスト。
↓
③右の人差し指でスプールを押さえてラインの放出を調整(フェザーリング)
↓
④ベールを返して、リトリーブを開始する。
(インスプールの場合はリトリーブすることでベールを返す)
↓
⑤ラインを巻き取ったら①に戻る。
この①~⑤を繰り返すのですが、この全行程でリールを見ないでもできるように
練習します。
一番問題になるのが、①のラインを取ってベールを返す操作ですが、ベールの位置で
ラインが取れるところとが1カ所あるはずです。それをリールを見ないでも分かる
ようになれば、全ての行程でリールを見ないでも済むはずです。
さて、どの位置でしょう
ここですか
それともここですか
いやいや、ここですか
そうです。正解はこの位置です
よく考えると当たり前のことなんですわ
これができると、必然的に手返しが早くなり、フィールドから目を離さず、狙った魚や
ポイントを見失うことが減ります。
また、フィールドから目を離さないことで、フェザーリングして狙ったポイントにルアーを
落とすことができるようになります。
確実にフェザーリングができていれば、ベールを返した瞬間に、ラインはラインローラー
にかかっているはずです。かかっていなくても、少なくともラインローラーちかくのベール
にあるので、リーリングを始めると直ぐにラインローラーの位置の移動します。
これなら、ベール関連のライントラブルは激減するはず
小生の場合、自分のキャスティングをチェックすると、特に問題なく、無意識にリールを
見ないでもキャスティングしていました(ホッ)
小生がリールに目を向けるときは、ドラグの調節をするときとライントラブルがあったとき
くらいですね
皆さんの中で、スピニング・タックルを苦手にしている人がいたら、以上の練習をして
みてはいかがでしょうか?
割と簡単なことに気づくと思いますよ
ベイトリール、スピニングリールの特徴について今更詳しく説明する必要はありませんが、
右ハンドルが良いのか左ハンドルが良いのか、良く分かっていない方も多いと思います。
まずは基本中の基本であるグリップから。
スピニング・タックルのグリップは、絶対に
2フィンガーグリップ
です。
スピニング・タックルの場合、原則的には一度グリップした右手を離すことはありません。
2フィンガーグリップをすることで、グリップしたままでもベールを返してラインを取ることが
できます。それが故に、手返しが早くなるのです。
また、人差し指をスプールに添えてラインの出をコントロールするフェザーリングが可能に
なります。
キングJIMこと、村田基氏の話の受け売りですが、間違ったグリップの説明をします。
・竿尻近くをつかむ
通称、芸能人持ち。芸能人が釣り番組でしばしばしているグリップ。コレは論外
・1フィンガーグリップ
通称、ギャル持ち。左手で竿を持ち、右手を一旦離し、右の人差し指でラインを取ったあと、
右手でグリップ。
これではフェザーリングができないし、手返しも悪くなる
・3フィンガーグリップ
ベールを返し、ラインを取るときにラインローラーにラインが引っかかって痛んでしまうので
厳禁。もちろんフェザーリングはできません
このグリップを勘違いしてるアングラーが意外と多いですね。
最近見た、N●Kの釣り番組で、教える側が1フィンガーグリップ、教えられる芸能人が見事に
芸能人持ち。某BSのが●か△提供の釣り番組で、フィールドテスターが3フィンガーグリップ、
釣りガールがギャル持ちしていましたね
さて、スピニングリールが右ハンドルか左ハンドルかについては、キャスティングの行程を
考えれば、どちらが良いのかハッキリ分かると思います。
右の人差し指でラインを取ってベールを返す
↓
ロッドを振ってラインを離すことでルアーを飛ばす
↓
フェザーリングしてラインの放出量を調節し、キャストコントロールする
↓
ベールを戻してリーリングする
(ミッチェルのようにインスプールの場合はリーリングすることでベールを戻す)
右利きのアングラーの場合、この行程をこなすとすれば、細かい動きは右手でする
必要があるため、どうしてもロッドを持つのは右手ということになります。
また、トラウト相手のスプーニングの場合、スプーンが着水したときからカウントダウンする
ことで攻める層を決めるので、表層を狙う場合、フェザーリングした直後にリーリングを開始
しなければなりません。
そうなると、必然的に左ハンドルでないと難しい
ということで、スピニングリールは
左ハンドル
となるのです。
もちろん、例外はあります。
ソルトのジギングのような場合、必ずしもキャスティングが必要じゃないし、リーリングを
テンポ良くしなくてはならないときは右ハンドルの方が有利なんでしょうね。
では、何故これほどまでベイト・タックルとスピニング・タックルで違いが生まれたのでしょうか?
それはそれぞれが生まれた土壌の違いから来たものです。
ベイトリールが米国生まれなのに対し、スピニングリールは欧州生まれ。
特にスピニングリールは対象魚がトラウトだったこともあり、軽量ルアーがストレス無く
手返し早くキャスト出来ることが前提に生まれてきたので、左ハンドルが基本なんです。
量産型のスピニングリールの草分けは、ミッチェルの前身のCAPと言われていますね。
小生もミッチェル408を数台所有していますが、開発者の熱意が伝わってくる名機だと
思います。
なぜ、ミッチェルのベールがあれほど大きく返る必要があったのかというと、フェザーリングの
しやすさを第一に考えた結果なのでしょう。
ミッチェルが生まれた50年も前から、基本的な考え方は変わっていないということですね。
スピニング・タックルでのキャスティング練習法ですが、以下の方法をてください。
もう一度、スピニング・タックルのキャスティングの流れを確認してみましょう。
①ラインを右の人差し指で取って、ベールを返す。
↓
②ロッドのしなりを利用してキャスト。
↓
③右の人差し指でスプールを押さえてラインの放出を調整(フェザーリング)
↓
④ベールを返して、リトリーブを開始する。
(インスプールの場合はリトリーブすることでベールを返す)
↓
⑤ラインを巻き取ったら①に戻る。
この①~⑤を繰り返すのですが、この全行程でリールを見ないでもできるように
練習します。
一番問題になるのが、①のラインを取ってベールを返す操作ですが、ベールの位置で
ラインが取れるところとが1カ所あるはずです。それをリールを見ないでも分かる
ようになれば、全ての行程でリールを見ないでも済むはずです。
さて、どの位置でしょう
ここですか
それともここですか
いやいや、ここですか
そうです。正解はこの位置です
よく考えると当たり前のことなんですわ
これができると、必然的に手返しが早くなり、フィールドから目を離さず、狙った魚や
ポイントを見失うことが減ります。
また、フィールドから目を離さないことで、フェザーリングして狙ったポイントにルアーを
落とすことができるようになります。
確実にフェザーリングができていれば、ベールを返した瞬間に、ラインはラインローラー
にかかっているはずです。かかっていなくても、少なくともラインローラーちかくのベール
にあるので、リーリングを始めると直ぐにラインローラーの位置の移動します。
これなら、ベール関連のライントラブルは激減するはず
小生の場合、自分のキャスティングをチェックすると、特に問題なく、無意識にリールを
見ないでもキャスティングしていました(ホッ)
小生がリールに目を向けるときは、ドラグの調節をするときとライントラブルがあったとき
くらいですね
皆さんの中で、スピニング・タックルを苦手にしている人がいたら、以上の練習をして
みてはいかがでしょうか?
割と簡単なことに気づくと思いますよ
Posted by ミーヤン at 18:05│Comments(0)
│タックル
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