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ミーヤン
ミーヤン
ライトリグばかりでバスフィッシングしてきた滋賀県北部在住の中年バサーです。ホームはもちろん琵琶湖北湖です。

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Posted by naturum at

2015年12月04日

第31回 フローターのエレキ搭載化 part2 (ZF158VH編)

エレキ搭載化フローターのBEE BUP-146STはさすがに経年変化に耐えきれず、
あちこちにトラブルを起こしてきています。





そこで新艇の導入が必要になり、選んだフローターが、

ゼファーボート ZF158VH

です。それも人気のカモフラカラーですニコニコ

日本のH型フローターで最人気のフローターでしょう。





さて、エレキ搭載化のためのマウントの設計です。


AR CAD で設計図を作成。


設計図


                 top view
 

                side view


金属フレームはイレクターシステムで組みます。設計図の番号はイレクター部品番号です。
エレキマウント版は、カッティングボード(まな板)にラバーシートを接着して作りました。

フローター本体にはジョイクラフト製多目的アダプターとEF1200Sで固定します。



実際に設計図通り作成したのがこちら。





実際にZF158VHにマウントを搭載すると、


結構、左(進行方向右)にオフセットしています。L字型フレームでもしっかり固定できています。


実際にエレキとバッテリーを搭載してフルバージョンにして見ました。




エレキ装着も問題なし。エレキと本体が干渉することもありません。
バッテリーは高圧エアシートの後方に搭載できます。


実釣に投入しても良い感じです。

ハイポジションシートのおかげで膝下しか水に浸からないのは事実で、この時期でもゴアテックス性の
ウェダーでもOK。寒くないです。


エレキ走行してみての感想ですが、BEE BUP-146STと比べてみても特段早くなったって感じはしま
せんが、H字型フローターの利点なんでしょうか、直進安定性が良いです。

また、向かい風の時が良いですね。

U字型の場合、向かい風でできた波を越えるときにかなりの水しぶきを被ります。
これは同じゼファー製のZF178Uでも大なり小なり言えることでしょうね。

でも、ZF158VHなら少々の波でも物ともせずに進んでいけます。これは本当に良いと思います。

 





どうですか? 簡単・簡便・軽量なエレキマウントができあがりましたクラッカー

これで簡単に人気のZF158VHをエレキ搭載化できます。
エレキ搭載というと、ZF178Uがありますが、重い上にエレキは40lb以上を想定しています。
でも、このエレキマウントなら、軽いZF158VHでしかも30lbエレキでも十分に使えます。

パドルでは移動を悩んでいたポイントまでエレキで移動し、フィンで微調整しながら、
じっくり探る、そんなバッシングができるようになりますよチョキ
 
  


Posted by ミーヤン at 20:10Comments(1)フローター

2014年06月03日

第26回 フローターのエレキ搭載化

最近体力的にも問題が出てきて、フローターでポイントに楽に到着することは出来ないか
考えて、1年かけて実践してだいたい問題が無いシステムが完成しました。



実際にフローターにエレキを搭載するには越えなければならない問題があり、それを整理
すると、

  1.エレキを搭載するにはそれなりのモーターマウントが必要
  2.バッテリーを搭載する場所が必要
  3.モーターマウントのフローターへの固定の問題
  4.自分の体重を含めて、許容重量の問題



その対策をしながらのエレキ用モーターマウントの設計です。

選んだフローターは、BEE BUP-146ST です。



最大積載重量は120kgですので、私の体重が75kgと設定し、45kg以内での設計と
なります。バッテリーとエレキで約20kg+9kgの29kg。許されたモーターマウントの
重量は約10kgですね。


設計後、略図を書いてみました。




これを基本にCADソフトで設計図を作成しました。それを大公開びっくり


フレームの基本はイレクターパイプとジョイントで作製(図中の番号は部品番号)。

エレキ装着板とバッテリーマウントは18mm厚の合板にゴムシートを貼り付けて作製。
エレキ装着板はステンレス製の金具をイレクターパイプに合わせて曲げて、フレームに
ボルトとナットで4ヶ所固定。
バッテリマウントはフレームの上にイレクタージョイントを使って固定。できるだけフローター
の座席近くに装着できるようにセッティングします。




で、出来上がったモーターマウントがこちら。

 
(写真はまだまだ試作品の段階で、後にL字型の下端をクランク状にしています)

モーターマウント本体の実重量は4kg以下に抑えることが出来ましたニコニコチョキ 
これで重量の問題はクリア






フローター本体とモーターマウントは、ゼファー・マルチアダプターと8mmΦ×
80mm長のステンレス製ボルト
で2ヶ所固定。

 

万が一、本体とマルチアダプターの接着部が剥がれたときのことを考えて、モーターマウント
のエレキ搭載部の反対側をL字型にして、チューブを牽引できるようにしました。
このL字型部分はエレキの推進力によるマウント先端の浮き上がりを防ぐ効果もあります。
また、チューブとモーターマウント本体をベルトで締めて固定し、二重の安全設計にしました。




L字型の下端にもう一つ小さなL字型を追加してクランク状にし、マウント全体の安定性を
向上させました。







さて、出来上がったモーターマウントをBEE BUP-146STに実際に装着すると、

 
なかなかコンパクトで良い感じでしょニコニコ




エレクトリックモーター(エレキ)は、ミンコタENDURA30 C2をセレクト。9kgと軽量なことと
パワー的には30lbで十分。
また、モーターガイド製の同級機種もあるのですが、スピードのモーターガイド、トルクと信頼性
のミンコタなので、トルクと信頼性を選んだ訳です。

ところが問題が一つ。フローターは進行方向が後ろ向きで、純正のエレキとは逆なのです。
そのため、進行方向を変えるために操作部を180度ひっくり返す改造が必要です(詳しくは
こちら
)。
これにより、2年間のメーカー保証が受けられなくなります。簡単にできますが、もし改造
するときには自己責任でお願いします

 
         改造前                       改造後



次にバッテリー選びです。

最初は信頼性の高い、AC デルコ製 Voyager Battery M24MF(80A)を選びましたが、
なにせ20.7kgと重い。
そこで、信頼性は落ちるし容量も20Aと少ないですが、LONG UPS用バッテリー WP
20-12
を購入。
重量は6.24kgで2つ搭載しても、12.5kgと現実的。フローターなら小距離移動はフィンで
しますので、乙女が池の半日釣行なら、容量的には20AでもOKなんです。

でもね、実際にはVoyager Battery M24MFを搭載することも出来たので、BEE BUP-
146STの浮力とバランスの良さに脱帽しましたテヘッ

 
   Voyager Battery M24MF        LONG WP20-12





モーターマウントにエレキとバッテリ2つを搭載するとこんな感じ。

 



実際のフィールドに持ち出して、1年間テストを繰り返して小改良を施しましたが、ほぼオリジ
ナルに近い状態でも問題なく使えることを確認しています。

実際にどのくらいの航行速度が出るかといいますと、これは反則技ですが、フローターの上に
両足を持ち上げて、水の抵抗をなるべく減らすと、大人の歩行スピードくらいは出るようです。
4~5km/hといったところでしょう。





これで狙えるフォールドが大幅に広がりましたよ。それが釣果に影響したかどうかは分かり
ませんが、楽チン快適なことには変わりありません。


こんな感じで楽しんでいますニコニコチョキ




いや~、快適で楽チンですよびっくり




最後に...

小生がフローターをエレキ搭載化したのは、バスフィッシングのフィールドを広げたかったのと、
実際の釣りのための体力を出来るだけ残したかったからです。
エレキ搭載化はバスフィッシングを楽しむための手段であって目的ではありません

このブログを始めからお読みになると分かると思いますが、タックル自慢・テクニック自慢に
なってしまったのではバスフィッシングを本当に楽しむことは出来ないと思います。

そんなバサーと距離を置きたくて、このブログを始めたようなものですので、タックル自慢・
テクニック自慢をしたい方々はこのブログの内容は無視してください。
  


Posted by ミーヤン at 10:10Comments(0)フローター

2011年12月17日

第16回 フローター(フローターにしかできないこと、その2)

 今回はフローターにしかできない攻め方のその2です。


☆バスボートではできないこと

 バスボートは当然、機動性があり、大きなフィールドでも、広く大きく探ることが
できますし、エンジンとエレキモーターで移動ですので、フローターに比べて長時
間の釣りにも適しています。しかし、そんな憧れのバスボートでもできないのに
フローターなら簡単にできること
がありますパー


 特に浮力が大きい、U型やH型が有利のですが、バスボートが入れないような
シャローエリアがターゲット
になります。スポーニング・シーズンなど水深1mも
満たない浅場に大型バスがいることが多いので、そんなポイントではフローターの
方が断然有利です。パラ葦の中に入ることもバスボートでは困難ですからね。バス
はパラ葦を好むことが多いんですシーッ
 水面までウィードが伸びているポイントでも、スクリューを使わないフローターなら
問題なくアプローチができます。夏のピーカンでもウィード帯なら釣りになります
からねチョキ


 また、テトラポッドでできている沖堤などは、安全上、バスボートではぎりぎりまで
寄せるのは困難ですが、ゴムボート素材でできているフローターなら安心して近づけま
す。少しの波でもフィンで調節して問題なしパー


 こんなテトラの沖堤では、デカバスはテトラの際を回遊したり、テトラの隙間に身を
潜めてベイトを狙っていることが多いので、バスボートよりフローターの方が有利に
なるのです。

 橋脚の下や水面まで覆い被さっている木の下なんかも、バスボートではアプローチ
できないことが多いですよね。
 あの美味しそうな夏のピーカンのシェードを攻めることができないなんてテヘッ



 フローターの特徴として、移動がフィンなので、スクリューで移動するボートよりバス
に与えるプレッシャーが弱い
のも事実です。また、バスボートに比べてシルエットが
小さい
のも、プレッシャーを与えにくいようです。極端な話、フローターで移動していると、
バスやギルの群がついて来るくらいですニコニコ


 移動が広範囲にできないために、狙ったポイントをじっくり攻めなければならないのも
良い方向に働きます。じっくり攻めることによって、そのポイントの状況やシーズナル・
パターンを熟知することができる
ので、この知識と経験は後々財産になるんですよチョキ


 最後に、スポーニングで超有名な乙女が池のように、最近バスボートが入れなくなって
いるフィールドもあります。そんなところでもフローターならOK。美味しい思いをさせ
て頂いています。

   (2011年5月、63㎝・6.5lb、乙女が池)


   (2012年5月、65㎝・10.5lb、乙女が池)


 以上を考えると、フローターで攻めると有利なポイントが見えてきませんか?

 ここにご紹介していない種々のスキルがありますが、それは秘密シーッ

 それはフィールドでご一緒できた時に説明致します。
  


Posted by ミーヤン at 17:58Comments(0)フローター

2011年12月17日

第15回 フローター(フローターにしかできないこと、その1)

 さて、フローターに乗ってみました。しかしなかなか釣果が上がりませんウワーン

               なぜでしょう?

 私もフローターに乗り始めた頃は釣果が上がらず、毎回疲れだけが残ったものです。
しかし、ちょっとしたことに気がつけば、釣果が上がるようになりました。


<フローターにしかできない攻め方を覚えよう>

 ウェーディングやバスボートにはできなくて、フローターならできる攻め方があります。
これを覚えると釣果アップすること間違いありません。


☆オカッパリやウェーディングではできないこと

 もちろん、沖のストラクチャーを狙うことはオカッパリやウェーディングではできま
せんが、葦林でも威力を発揮します

ウェダーの丈を超える水深の葦際や、離れた沖から葦際を狙うことができるのです


 スポーニング・シーズンには大型のバスが葦林に寄ってきます。コンタクト・ポイントで
あったり、回遊しながらベイトを追いかけていたり色々ですが、バスが付いていることには
変わりはありません。また、このバス連中は結構活性が高く、割と簡単にヒットさせること
ができます。しかし、物音などのバサーの気配には敏感で、ウェーディングでアプローチす
れば、それだけで警戒されていまいます。

 そこで、ちょっと離れた沖から葦際にアプローチしてライトリグで攻めてみると、あら不
思議。簡単にバスがヒットします。このようなバスはワームのフォーリングで喰ってくることが
多いですよニコニコ
 大型バスは葦林の奥にいるよりも葦際をうろうろしている場合が多く、葦林の中から狙わ
ざるを得ないウェーディングより有利ですチョキ

 以前にこんなことがありました。とある葦林にフローターで行ってみると、先行者にウェー
ディングをしているバサーが2人。結構葦林の中を歩き回って釣っていたので、バスは警戒
していて、さぞ釣りにくいと思っていましたが、ウェーディングではアプローチできない近
くの葦際で40アップがヒットしてきます。
 どうやら、ウェーディングしているバサーのプレッシャーを嫌って、バスはこちらに移動
してきたようです。ウェーディングで苦戦しているバサーを横目に良い釣りができました。
ウェーディング様々でしたよテヘッ

 ヒットさせたバスを葦際から離れることで沖に誘導することができますので、大型バス
でも4lbのようなライトラインでゲットできます(実際に私が釣ったロクマルは全て4lbの
フロロでゲットしました)。
 葦林の中から攻めたのでは、ライトラインでは葦に巻かれて切られてしまいますので、
太いラインが必要になります。しかし、太いラインはバスに見切られてしまうので、どう
してもヒット率が下がってしまします。ライトラインの方がヒットさせる上では有利なの
ですパー
 万が一、葦林に逃げ込まれても、無理をせずにフローターを葦林の中に入れて、巻かれた
葦まで行けば、バスを回収することができるので、リグを無駄にすることも少なくなりますニコニコ

スポーニングシーズンで葦際でヒットさせたバスたち(2011年5月、41、52、58㎝)  


Posted by ミーヤン at 17:37Comments(0)フローター

2011年12月17日

第14回 フローター(実践)

 さて、フローターも必需品も用意しました。これから実戦開始ですパンチ


<フローターバッシングに合ったタックル選び>

 ライトリグですので、スピニングタックル中心です。
 ロッドの長さは5~6ftで短いものが使いやすいでしょう。グリップが長いとキャスティング
しにくいですし、ロッドティップにラインが絡んだとき外しやすい長さが良いですね。万が一、
ラインがブレイクしてガイドに通し直すことになると、長い1pieceロッドなら一度陸に上がって
からでないと無理ですねガーン


<適正なタックル数>

 大型フローターといえど、4~5組もタックルを積むのは困難です。ライトリグに絞って
考えれば、タックルは1組で十分です。リグを交換する時間が無駄だと考えるのなら、2組
用意するのも良いでしょう。
 ロッドホルダーに入れていると、キャスティングの時に引っかかるので注意が必要ですガーン
(慣れればなんてことはありませんが)


<入水の仕方>

 ラウンド型の場合は、陸でフローターとフィンを装着してから後ろ向きに入水します。
 U・H型の場合は浅場にフローターを浮かべて座ります。モデルによっては、フィンは座り
込んでから着けることができます。
 入水時には転倒の危険性があるので、できるだけ足場の良いポイントにアプローチするよう
にしてください。
 フィンを装着した後は、水中では水の抵抗で後ろ向きにしか歩くことができないので、
注意してください。陸の上でも、前向き歩きには危険が伴います。



<フローターの操船>

 さて、なんとか水上に浮かぶことができました。ところで、どうやって操船すればいい
のでしょうか。オール付きじゃなければ、推進力はフィンで水をかくことで得ます。水泳
で言う“バタ足”ですね。後ろ向きに進むときには足を前にしてバタ足をするだけです。
回転や前進するときはコツが必要なので、身体で覚えるしかありません。

 ラウンド型は前後左右に、ある程度は自由に動くことができます。しかし、U・H型の
場合は後ろ向きにしか進めないので、位置を調節するときはバックを進行方向に向けて
進むしかありません。少し慣れが必要です。



☆バスボートなどの引き波対処法☆
 フローターバッシングしていると、突然の波にビックリさせられることが度々あります。
バスボートなどの引き波が多いですね。もし、波は来るのが分かっていたら、フローターの
フロントを波の進行方向に向けましょう。意外と簡単に乗り切れます。横から受けてしまう
と、フローターの上まで波が上がって来て怖い思いをしますよ。




<実釣>

 無事に浮くことも移動することもできました。
さぁ、思いっきりフローターバッシングを楽しんでください。オカッパリの時にはアプローチ
できなかった良さ気なポイントを攻めてみましょう。オカッパリでは経験できないディープや
ストラクチャーの釣りも経験できますよ。

            そして、バスがヒット!!

 バスとの戦いの開始です。逃げ込まれるようなストラクチャーが近くにないときには、リール
のドラグを緩めてラインが出るようにし、全身を使ってバスの強い引きに対応しましょう。また、
フローターなら簡単にできることですが、フィンでかいて移動しバスを障害物から離していく
ことで安全にやり取りができます。また、強い引きにはドラグ、ロッド、バサーの身体以外に、
フローターの水の抵抗がバスの引きを緩和してくれるので、オカッパリよりラインブレイクが
少なくなります。40アップならフローターごと振り回されることもあります。でも、これが
楽しいんですよ!

やり取り中にランカーがジャンプ!興奮ものですよニコニコ


 さて、目の覚めるようなデカバスがフローターの側に寄ってきました。いよいよランディング
です。このときに気を付けなければならないことは、フックがフローターに刺さらないようにす
ることです。焦ってしまって、無理矢理ヒットしたバスを近づけると暴れてフローターにフック
が刺さってしまうことがあります。焦る気持ちは分かりますが、ここはゆっくり引きを楽しみま
しょう。
 ハンドランディングなら、フローターの横にゆっくり寄せてくるのが安全。ランディングネッ
トがあるとより安全ですね。



       しまった、フローターにフックが刺さってしまったビックリ

 さあ、どうしますか? パニックになってしまいがちですが、焦って刺さったフックを抜いて
はいけません。無理に抜くと穴が大きくなり空気漏れが激しくなります。フックが刺さったとき
は焦らずにそのまま岸に移動しましょう。


<陸に上がる>

 十分にフローターバッシングを楽しみました。岸に上がる時間です。上がる手順の基本は入水
の逆を行うことです。フィンを履いていると後ろ向きにしか歩くことができませんので気を付け
てください。せっかく楽しい釣りができたのに、上がるときに転倒などしたのでは一日が台無し
になります。



 これがフローターバッシングの一連の流れになりますが、気を付けなければならないことが
もう一つあります。
 自分の体調と体力に気を遣うことです。フローターバッシング中の移動はフィンのキックに
よることが多いので、脚の筋肉に大きな負担がかかります。楽しさや好奇心のあまり広く移動
したくなりますが、筋肉を酷使したばかりに、痙攣が生じることがあります。痙攣したときには、
パニックを起こさず、痙攣した筋肉をゆっくりマッサージしてほぐしてください。ま、予防する
のが一番大切ですよ。


 何にしても、安全第一です。これを心がけて思いっきり楽しみましょうニコニコ  


Posted by ミーヤン at 13:21Comments(0)フローター

2011年12月17日

第13回 フローター(必需品)

 今回は、フローターバッシングでの必需品についてです。


☆フローター以外の必需品☆

<ウェダー>
 下半身を水に浸ける釣りですから、ウェダーは必要です。チェストハイ・ブーツフットの
ものが一般的ですね。H型のモデルによってはウエストハイでも大丈夫ですが、チェスト
ハイの方が無難だと思います。
 ウェダーの材質には、ナイロン、透湿素材(ゴアテックス、エントラントなど)、ネオプ
レーンとあります。

ナイロン製ウェダー
 ナイロン製の非透湿ウェダーで、ビギナーはこれを購入することが多よう
です。
 利点:薄手で動きやすい。安価
 欠点:非透湿のため、夏場は中が蒸れる。冬場は冷たい。

透湿素材のウェダー
 ゴアテックスやエントラント、最近ではブリザテックなどの透湿防水素材を使ったウェダーです。
 利点:透湿なので、夏でも快適。薄手で動きやすい。
 欠点:素材によってはかなり高価になる。特にゴアテックス製は高級品で
    普通3万円以上ビックリ 薄手のため冬場は冷たい。

ネオプレーン製のウェダー
 ネオプレーン製の非透湿ウェダー。
 利点:保温性に優れ、冷水でも体温を守ってくれますニコニコ
 欠点:非透湿のため夏場は蒸れる。比較的高価。


 それぞれ特徴がありますが、一つに絞るとすると、透湿素材を使ったウェダーがお勧めです
始めはナイロン製の非透湿ウェダーを購入して、本格的になって来たら、他のウェダーを購入
するのも良いと思います。
 フローターバッシングの場合、フィンを付けて水中で漕ぐ動作を常に行いますので、ウェダー
の縫い目にかかる負担はウェーディング以上だと思います。結構早くから、縫い目やブーツとの
接合部から浸水してきます。あまりに高価なものを購入して長く使うより、安価なウェダーを
何回か購入し直す方が良いと思いますよ



<フローター・フィン>
 足ヒレのことですが、これがないとフローターは進みません。オール付きの場合はオールを漕いで移動できますが、位置の微調節はフィンでします。潜水用のフィンは大きすぎて代用はできませんので、専用のフィンを用意してください。
 ウェダーのブーツにしっかり固定できるものを選んでください。また、長時間キックしていると、どうしても固定が緩んできますので、フィンセーバーを同時に購入することをお勧めします

<ライフジャケット>
 浮き袋で湖上に浮いて、しかも針が付いたものを扱うのですから、穴あき事故がおこることを常に考えておかなければなりません。万が一、穴が空いてしまったときの命綱です。
 ウレタンフォームが入っているタイプは比較的安価ですが、できれば、膨張式のライフジャケットを購入するのがお勧めです。スペースが限られているので、少しでも小さい方が快適です。


☆あったら便利なグッズ☆

<ロッドホルダー>
 これがあると、複数のロッドをフローターに積むことができます。各社から出ていますので、
自分のフローターに装着できるものを選んでください。
 私はほとんどスピンニングタックル1セットで通すので、必要に感じたことはありませんシーッ


<フローター用スカリ、ストリンガー>
 釣ったバスを陸まで活かすためには、スカリまたはストリンガーが必要です。スカリは移動の時の抵抗になったり、かさばったり。私はストリンガーの方をよく使います。ZF184Hに乗った時はスカリも使いますよ。



<魚群探知機>
 これがあると、釣果が伸びるとありますが、私は必要を感じません。これを使用しなければならない程のディープを攻めることが少ないですし、シーズナル・パターンからバスの動きを判断しますので、どうしても必要になるシーンに出くわすことがないからです。フィールドによっては必要になるかも知れません。
  


Posted by ミーヤン at 12:22Comments(0)フローター

2011年12月17日

第12回 フローター(フローターの紹介)

 今回は、いよいよフローター(正式にはフロート・チューブ)についてです。


 私がフローターに乗り始めた理由は、オカッパリだとどうしても攻められないポイントが
目の前にあっても指をくわえて見ていなければならなかったのが我慢できなかったからですムカッ

 ところが、特定の師匠を持たない私ですから、何をどうして良いのやら、独学で学ぶしか
なく、そのため、私のフローターの使い方は一般的ではないと思います。やたらとライトリグ
を多用しますし、目の前でライズやチェイスがあっても、ミノーやトップウォータープラグを
使わないんです。それで釣果を上げられるのなら、それはそれで良しとしてくださいシーッ

 でもフローターで琵琶湖に浮いた気分が格別。それに釣果が伴うのですから言うことあり
ません。また、オカッパリだけでは気づかなかったことも多数あり、目からウロコの連続、
バスフィッシングの世界がかわりました
。そんなフローターバッシングの世界をご紹介しま
しょうニコニコ


 まずはフローターから。

 釣り好きのアングラーが魚の近くで釣りたいばかりに、自動車のタイヤチューブを膨らま
せて、それに簡単なハーネスを付けて釣りをしたのが始まりとされています。そのため、
初期のフローターはみんなラウンド型(O型)です。


<フローターの種類と特徴>
 フローターには大きく分けて、ラウンド型U型H型があります。


ラウンド型(0型)
 先程も述べましたが、これが初期型です。自動車のチューブにアウター
スキンを被せ、簡便なハーネス(シート?)を取り付けたものです。ちょ
うど浮き輪に吊り下げられて、身体は立っている状態ですね(浮き輪で浮
いているところを想像してください)。
 水没する範囲が一番多いため、自然と低重心となり見た目よりもはるか
安定性は良い。水面が近いため、バスを掛けた時、最もエキサイティン
グでしょうね。また、他の型のフローターにはできないで、前進が可能
小回りも秀逸
。その分、移動スピードは遅いので、遠くには行きにくいです。
 1気室のものが多く、構造が簡単なため、軽く安価です。ただし、穴が空いたら空気が抜けて
沈むだけですから、安全を考えると、できるだけ2気室もものを選び、ライフジャケットを必ず
着けてください

 また、アプローチの時は、チューブの中に入り、フローターを抱えた状態での入水ですので、
転倒事故する危険が高く、注意が必要です。もし、転倒したら頭と足が逆になることがあり、
頭が水没して非常に危険です。できれば同行者がいる方が安全です。上陸の時も同じ危険が
ありますので、ご注意を。


U型(V型)
  チューブの形から、U型もしくはV型と呼ばれています。フロントが
開いていて、そこは何らかのステーで固定しています。ラウンド型と違い、
ハーネス(シート)の上に座るような感じです。
 その分、水没する範囲は小さく、長時間でも楽ですし、水の抵抗も少な
いから、移動スピードは速くなります。ただし、後方にしか進めないのと、
小回りが効きにくいので、ラウンド型に比べて位置の調整はしにくいです。
 構造がやや複雑になるのとやや大型になるため、ラウンド型より重くなり
ます。その分、フロントのエプロンを広く使えるし、収納力も大きくなります。2本以上
のロッドを積むことも難しくありません。
 U型のほとんどは2気室以上ですので、万が一、穴あき事故が起こっても完全に沈むことは
ありません(危険には違いはありませんからライフジャケットは必須です)。入水後に乗り込
むことができるので、アプローチや上がるときの転倒の危険性は低くなります。モデルによっ
ては、浮いてからフィンを着けることができますよ。
 アウタースキンの中にUまたはV型のインナーチューブを入れるもの
から、アウターとインナーが一体化したゴムボートのような造りのもの
があり、しっかりした背もたれ付きのシートを備えた本格的フローター
もあります。最近はオール付きのフローターも登場し、人気がありますね。
最近の主流はこれでしょうか。


H型
 左右2本のチューブを金属製の梯子を渡してつなぎ、その中央にシートを
つくる、ほとんどボートのような構造のフローターで、ポンツーン・ボート
と呼ばれています。上から見た形がH型です。大型が多く、ほとんどがオー
ル付き
で、モデルによっては、エレキモーターや小型のエンジンを搭載でき
るものまであります。
 シート位置が高く、水没する範囲が小さいので、移動スピードが速く、
長時間・広範囲に移動することができます
。バサーの身体も冷えにくいですね(晩秋や春には
重宝です)。ウェダーのウエストハイでも大丈夫なモデルもあります。シート前後も広いので、
収納力は抜群。複数のロッドどころか、魚探も楽勝で付けられます。構造上、必ず2気室以上
になるので、万が一の穴あき事故のときも比較的安全です

 最近は、ゼファーボート製のフローターように、金属製の梯子の代わりに
チューブ自体をH型にして簡略化しているタイプもあります。
 良いこと尽くめに思えますが、欠点もあります。とにかく重いし、かさ張
るし、準備に時間が掛かる。水没範囲が極端に小さいので、風に弱く直ぐ
に流される。大きいから小回りが効かない。当たり前だけどかなり高価などなど
。しかし、それでも余りある利点があり、フローター乗りの憧れの的
ですねドキッ




 最初に購入するのにはフローターはU型が良いと思います。値段が手頃ですし、長く
使えると思います。できれば、一度試乗してみるのが良いでしょう。U型で満足できなければ、
U型でもオール付きなどのモデルやH型に進めばいいと思います。




さて、私が実際に使ったフローターの紹介です。

 現在メインに使っているのが、POPEYE製の BUP-146ST です。
U型フローターのオール付きでボートクロス製、背もたれが付いたハイバック
シートが搭載されています。



 最初に購入したのが何と、ゼファーボート製のH型フローター、ZF184H
です。
 その当時、ゼファーボートが開発した最大のフローターで、全長184㎝
の大型のポンツーン・ボートです。安定性抜群でオールでの移動も速く、
至れり尽くせりでしたが、如何せん重く、準備も大変でした。Bee BUP-
146STを購入した後はあまり出番がなくなりました。でも、今でも長距離
を移動するときには出動します。

 さすがに、ZF184Hは大きすぎるので、小型のフローターが欲しくなり購入
したのが、リバレイ製V型のポンドスケーターです。アウタースキンがター
ポリンのため水切りが良いフローターですが、既にお嫁入りしました。
  


Posted by ミーヤン at 11:46Comments(0)フローター