第30回 最近のベイトフィネス

ミーヤン

2015年04月07日 19:10

最近のベイトフィネスタックルです。


ロッドは、ベイトフィネス専用ロッド、

テクナGP C TAV-GP65CULJ“Bait Finesse Mid Strolling Special”





テクナAV-GPの中でも最もフィネスに振っているロッドです。

ライン:5-12 lb、ルアー:1.8-7g、自重98g、全長6ft5inchの1piece、MLアクション

ベンディングさせるとこんな感じ。




リールは、これまたベイトフィネスに特化したリールである

DAIWA SS AIR 8.1L に、IXA M.B.S.でセラベア・チューンを施してします。






この組み合わせで、2gのリグが問題なくキャスト出来るし、3g以上なら結構快適です。
4g以上なら距離も十分出ますよ。

結構、ベイトフィネス専用タックルとして最高水準近くでバランスしている組み合わせだと思います。







そこで実験

SS AIRにサンヨーナイロン APPLAUD GT-R F.C 6lbを40m巻いて、


同じラインを巻いた、今のスピニングのメインタックルである、

シマノ ワールドシャウラ 2651F-2 +14ステラ2500S



と、4gのワームをキャスティングして飛距離を比べてみました。



SS AIRのメカニカルは0、マグは4、サイドハンドでフルキャスト。やや、スプールの上にラインが
浮くのを薄いサミングで調節。

ワールドシャウラはオーバーヘッドでフルキャスト






結果は、ベイトフィネスの圧勝

ワールドシャウラではベイトフィネスの8割程度の飛距離しかでません

これには正直驚きました


ワールドシャウラ2651F-2といえば飛距離を出すために、トルザイドリングのチタンガイドを村田基氏が
自らセッティングした超高性能スピニングロッド。リールは世界最高の14ステラの組み合わせですから、
言い訳無用の最高のスピニングタックルです。

それを飛距離で超えてしまう、ベイトフィネスってなに?



でも、これはベイトフィネスの生みの親、沢村幸弘プロが自身のブログサワムラ式でも

 “同じルアーを使用した場合でも、4lbのスピニングより、6lbのベイトの方が飛距離が出るのです!”

と述べておられます。




そして、向かい風でもマグを5-6にすれば、バックラしなくなります。


一重に、テクナAV-GP 65CULJのガイドセッティングがマイクロガイドコンセプトを踏襲しながら
もバットガイドとトップガイドを大きめなものにして、ラインの整流と滑り出しを熟考されたものである
ことと、合わせたSS AIR 8.1Lがベイトフィネスに特化した高性能リールで、IXA M.B.S.による
セラベアチューンを施したことの結果であると思います。


う~ん、これは凄い





でも、スピニングタックルの必要がないとはいいません。

もっと軽いルアーであったり、ワームのアクションはスピニングタックルの方が遙かに付けやすいし、
フロロラインではなくナイロンラインであれば、同じ6lbでも違った結果になったかもしれません。
4lb未満のラインでも結果は変わったかも。



フェンウィック テクナAV-GP65CULJ+ダイワ SS AIR8.1L
                    も
シマノ ワールドシャウラ2651F-2+14ステラ2500S
                    も
普通にロクマルが狙える素晴らしい高性能タックルには間違いなく、どちらもフィールドに持ち出す
ことにしました



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