第19回 基本テクニック

ミーヤン

2011年12月19日 11:21

 今回は 実践の基本テクニックです。

 といってもそれほど偉そうなことではありません。私自身、テクニックがあるとは
思っていませんし、こだわっている訳でもありません。必要最小限のテクニックさえ
あれば、後は頭を働かせてバスを仕留めてください。


<キャスティング>

オーバーヘッド・キャスティング:基本中の基本。剣道の面のように頭の真上に振り
 かぶってキャスティングする方法。

サイドハンド・キャスティング:ロッドを横に弧を描くようにしてキャスティングする方法。
 頭上に障害物があるときに有効。

アンダーハンド・キャスティング:左右・頭上に障害物があるときに有効。飛距離はでません。

ピッチング:私はあまり使いません。スピニング・タックルでどこまで有用か疑問です。

私はほとんどオーバーヘッド・キャスティングで釣りしています。周囲に障害物がなければ、
なんら不都合も感じないからです。


<アタリの取り方>

 アタリにはいろいろな種類があります。それぞれ出方が違うので集中を途切れさせないように
してください。

コツコツしたアタリ:これが一番多いですね。バスがワームを咀嚼しています。
 少し待ってからフッキングです

もたれアタリ:ロッドティップに重みだけを感じるアタリです。バスがワームをくわえて、
 じっとしている状態です。デカバスに多いですね。これは即フッキングです

ひったくりアタリ:いきなりロッドティップを引き込むようなアタリ。小バスが多いですが、
 活性が高いデカバスの場合もあります。即フッキングです

ラインのアタリ:これって結構多いんですよ。フォール中にラインが引き込まれる、着底した
 頃にラインが横に走るなどなど。くわえたバスがこちらに泳いでいるときはラインが変に緩んだ
 りします。ほとんどは即フッキングでOK ラインのアタリを見逃さないようにしましょう。


<フッキング>

 ライトリグのときのフッキングは基本的にソフトでOKです。せいぜい4lbのラインを
使っているのですから、<強い合わせをするとラインが傷んでしまいます。その意味でも、
フックは貫通性が優れている細軸の方が良いですね。細軸のマス針を使っているときなどは
特にソフトで十分です。
 場合によっては、エリアフィッシングで使う、巻き合わせという裏技もあります
 ただし、太軸のオフセットフックを使用しているときには大きな強い合わせが必要かもしれ
ません。しかし、それではライトリグの特長を殺しかねませんから注意が必要です。


<やり取り>

 オープンウォーターの場合はリールのドラグをできるだけ弱く設定してください
 40㎝台のバスが掛かったときにドラグを強く締めていると簡単にラインを切られます
掛かったバスは前後左右・上下に逃げ回りますから、それに合わせてロッドのしなりを最大限
利用できる方向に操作してください。バスが引くときには巻かずに、こちらを向いたときにラ
インを巻き取ります。いわゆるポンピングです。不意の突進には上半身を前屈させ、ライン
のテンションが強くなりすぎないようにしてください。
 ライトラインですので、ロッド、リールそして腕や上半身、貴方自身が釣り具になって、
全身を使ってやり取りします。いや~、興奮ものですよ、本当

やり取り中にバスがジャンプ!興奮ものですよ

 バスは短距離ダッシュが得意ですが、長距離の泳ぎは苦手です。短距離選手であってもマラ
ソンランナーではありません。やり取りしているうちに酸素欠乏状態になって浮いてきます。
そうなれば貴方の勝ちです。デカバスをランディングして勝利の美酒に酔いましょう


☆ラインディングのコツ☆

 オカッパリのときは、玉網を使った方が安全ですね。足場が高いときなどは特に必要です。
大型のフィッシュクリッパーでランディングすることもできますが、かなりアクロバティック
になりますよ
 フローターのときには、焦らずにバスを十分に酸欠状態にして、フローターのサイドに誘導
してハンドランディングするのが基本でしょう。浮いてきたときに同行者にランディングして
もらうのも安全な方法です。


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