今回は、夏(サマー・シーズン)です。日中はピーカンで、バサーにも辛い
時期ですね。でも、この時期のピーカンこそ、良い釣りができることが多いのも
事実です。
この難敵のサマー・シーズンをいかに釣りこなすかによって、年間の釣果が
変わります。
成書では夏バスの攻略のキーポイントは、
酸素含有量とされています。夏場に
水温が上昇すると、水中に溶け込んでいる酸素の含有量が低下し、バスは
より酸
素含有量が多いポイントに移動する訳です。
酸素含有量が多い代表的なポイントは、
・河川、河口
・風表のポイント
・ウィードが発育しているポイント
です。
河川、河口部は水温が比較的低いだけではなく、流れによって水が攪拌される
ことで大気中の酸素が溶け込みやすくなっているからですね。水の攪拌という意味
では
風表も同じことです。
ウィードは水草の光合成で酸素が供給されるため、酸素含有量が増えるのです。
というのが一般的でしょうか。
これ以外にもキモになるのが、
気温と
日光ですね。
気温は低い方がバスの活性が上がります。サマー・シーズンは
朝・夕の間詰めが
良いといわれますね。雨や曇り空のときなど日中の気温が上昇しないときも狙い目
になります。
朝マヅメのランカーバス(2011年7月、54㎝・4lb、琵琶湖北湖)
当然、天気が良いときは日光も強い状態です。ヒトと違い、バスにはまぶたがない
ので、目に入る光に量を上手く調節できないため、
日陰を好むといわれています。
となると、
橋桁などのシェードはサマー・シーズンではマストになりますね。
(2010年8月、44㎝) (2011年8月、40㎝)
総合すると、
河口部の朝・夕間詰めで近くにウィードが発育しているポイントが
最も有力となります。
私もこれに反対する訳ではありませんが、果たしてそうでしょうか?
無風の真っ昼間のピーカンの日向ではバスは喰ってこないのでしょうか?
私と一緒に釣りをするバサーは良く感じることでしょうけれど、結構、風がない
昼間のピーカンで大型バスが喰ってくることは意外と多いのですよ
気温35℃のピーカンで釣れたデカバス(2010年7月、53㎝・4.5lb、琵琶湖北湖)
ある友人など、7月19日、晴天、気温34℃、ほぼ無風の午後2時に、日陰に
なっていない葦際で、56㎝、6.5lbのスーパーランカーをヒットさせています
なぜ、デカバスが昼間のピーカンで喰ってくるのか?
それは、それぞれの個体の問題でしょう。
上記のような、河口部の朝・夕間詰めで近くにウィードが発育しているポイント
などは連日バサーに攻め倒されてプレッシャーが強く、
バスがスレまくっている
可能性が高い。
少々条件が悪くても、バサーのプレッシャーが少ないポイントにはウブな個体が
居るのは容易に想像できると思います
オカッパリでは厳しいかもしれませんが、フローターでプレッシャーが少なく、
条件が揃いそうなポイントを開発しましょう。すると自分だけ良い思いをできること
も夢ではありません