第3回 夏(サマー・シーズン)

ミーヤン

2011年12月15日 11:27

 今回は、夏(サマー・シーズン)です。日中はピーカンで、バサーにも辛い
時期ですね。でも、この時期のピーカンこそ、良い釣りができることが多いのも
事実です。
 この難敵のサマー・シーズンをいかに釣りこなすかによって、年間の釣果が
変わります。


 成書では夏バスの攻略のキーポイントは、酸素含有量とされています。夏場に
水温が上昇すると、水中に溶け込んでいる酸素の含有量が低下し、バスはより酸
素含有量が多いポイントに移動する
訳です。

 酸素含有量が多い代表的なポイントは、

 ・河川、河口
 ・風表のポイント
 ・ウィードが発育しているポイント


です。

 河川、河口部は水温が比較的低いだけではなく、流れによって水が攪拌される
ことで大気中の酸素が溶け込みやすくなっているからですね。水の攪拌という意味
では風表も同じことです。
 ウィードは水草の光合成で酸素が供給されるため、酸素含有量が増えるのです。

というのが一般的でしょうか。


 これ以外にもキモになるのが、気温日光ですね。

 気温は低い方がバスの活性が上がります。サマー・シーズンは朝・夕の間詰め
良いといわれますね。雨や曇り空のときなど日中の気温が上昇しないときも狙い目
になります。

朝マヅメのランカーバス(2011年7月、54㎝・4lb、琵琶湖北湖)

 当然、天気が良いときは日光も強い状態です。ヒトと違い、バスにはまぶたがない
ので、目に入る光に量を上手く調節できないため、日陰を好むといわれています。

 となると、橋桁などのシェードはサマー・シーズンではマストになりますね。

(2010年8月、44㎝)            (2011年8月、40㎝)


 総合すると、河口部の朝・夕間詰めで近くにウィードが発育しているポイントが
最も有力
となります。


 私もこれに反対する訳ではありませんが、果たしてそうでしょうか?
 無風の真っ昼間のピーカンの日向ではバスは喰ってこないのでしょうか?


 私と一緒に釣りをするバサーは良く感じることでしょうけれど、結構、風がない
昼間のピーカンで大型バスが喰ってくることは意外と多いのですよ

気温35℃のピーカンで釣れたデカバス(2010年7月、53㎝・4.5lb、琵琶湖北湖)

 ある友人など、7月19日、晴天、気温34℃、ほぼ無風の午後2時に、日陰に
なっていない葦際で、56㎝、6.5lbのスーパーランカーをヒットさせています


 なぜ、デカバスが昼間のピーカンで喰ってくるのか?

 それは、それぞれの個体の問題でしょう。

 上記のような、河口部の朝・夕間詰めで近くにウィードが発育しているポイント
などは連日バサーに攻め倒されてプレッシャーが強く、バスがスレまくっている
可能性が高い

 少々条件が悪くても、バサーのプレッシャーが少ないポイントにはウブな個体が
居るのは容易に想像できると思います

 オカッパリでは厳しいかもしれませんが、フローターでプレッシャーが少なく、
条件が揃いそうなポイントを開発しましょう。すると自分だけ良い思いをできること
も夢ではありません


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